投資論2022

市場経済の状況が変わったと見ている。

2019年と2020年はゴールドの相場だった。金融緩和が欧米、そして日本の中央銀行でそれが正義のように行われていた。当時は低金利でかつインフレ圧力があった。この二つが指し示すのは金投資の優位性であった。私は早くからそれに気が付き、金価格が1300ドル台だった時に金投資が手堅いとブログに綴った。その後Ray Dalioが金に優位があるという趣旨の発信をした。彼の言う通り、最終的に金価格は2000ドルまで上がったのである。

 

さて、現在はどうだろうか。今後は正常圏インフレとそれに伴う利上げ局面であると考えられる。インフレはゴールドにはプラスではあるものの、一方で利上げは金価格にマイナスに働くので理論上金投資は好ましいものから結果が運任せのものになり下がったと思われる。これは現実の値動きとも符合している。インフレ予測からポートフォリオの一部としては未だ優秀であるとみられるが、金投資単体では触るべきではなくなった。

 

今後、インフレが来ることは確からしいが利率の上昇に関しては定かではない、よって、インカムゲインが得られるような株を保有しつつ、今まで以上に色々な金融商品を買いあさるのがいいのではないだろうか。利上げが来た際に株は下落するだろうが、保有し続ければ、インカムゲイン金利の高い部分に再投資することができる。一方で、正常なインフレが続く場合には、成長株も悪くはないのではないかと思う。ただしブラックスワンが起きない限り、現金保有だけは確実に罰を受けることになるだろう。

 

個人的には世界経済の情勢に関わらず、絶対的な必要性から持続可能エネルギー関連を推したい。倫理的投資は報われる時代になりつつあると信じたい。

 

                             2021年10月20日 Lulutaso総合研究所 主席研究員 Hasetaso